
1.はじめに
今年のデータを発表をする前に、まずはクリック率と言うワードについて、少し触れておきたいと思います。
クリック率と言うのは、通称「CTR」の事を言い、「Click Through Rate」の略したワードとなっております。
日本においては、一般的に「クリック率」や「クリックスルー率」とも呼ばれています。
このクリック率と言うのは、表示された数のうち、実際にクリックされた回数の割合を表わしています。
これを出すには、計算式があり、次の通りです。
【クリック率(%) = クリック数 ÷ 表示回数(×100)】
これを知る事で、検索をした方が、実際に検索結果をどのくらいの割合で閲覧したのかが分かるのです。
2.2017年発表、クリック率
1位:21.12%
2位:10.65%
3位:7.57%
4位:4.66%
5位:3.42%
6位:2.56%
7位:2.69%
8位:1.74%
9位:1.74%
10位:1.64%
以上が、検索順位別のクリック率の結果となっております。
このような割合によって、実際にクリックされているのかどうか?が分かるようになっています。
SEO対策を取るにも、これらの情報も取り入れておくと、より対策に繋がりやすくなります。
3.SEO対策で、その他に重要な事とは?
まず、キーワードを選ぶ際に考えておきたい事は、ビックキーワードを選ぶより、ミドルキーワードやロングテールキーワードを重要視したいと言う所です。
ビックキーワードを選んでしまうと、明確にターゲティングされた方に、実際に見てもらう確率が低くなる可能性が高いからです。
検索結果が多くなると、必然と検索結果の上位から閲覧されてしまいますから、例え検索ボリュームは少なくなったとしても、明確なキーワードを取り入れて、よりクリックしてもらえる確率を上げる事の方が重要だとも言えるのです。
例えば、「お取り寄せ」で検索する場合と、「お取り寄せ カニ」等で検索した方が、ボリュームは少なくなりますが、検索結果の順位が上がるだけではなく、クリック率も必然と上がると言う結果に繋がりやすいからなのです。
このような事から、キーワードを選ぶ時の重要性と言う事は考えなければなりません。
これらを検討する際も、検索をするユーザー側が、どのような事を求め、考えているかを想像し、キーワードを決定する必要があります。
様々な視点から考え、検索ニーズをしっかりと検討する事が重要ですし、その結果、対策となるキーワードを選びたい所です。
もし検索ボリュームの調査をしたいと言う事でしたら、Googleにはキーワードプランナーと言うものがありますので、是非活用してみて下さい。